センチメモリー/センチメモ

いつの間に私たちはこんなに遠くへ
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新年のごあいさつ

 松が取れてしまいましたが、新年明けましておめでとうございます。
 
 正式に喪中というわけではないのですが、どこかで喪に服しているような気分で迎えた新年でした。
 がんばろう、というかけ声を聞いているのがどうしてもつらくて……ああ私はまだだめなんだ、気が済むまで悲しんでいたい、傷ついてもいたい、今はただ祈っていたい、それをしなければ前は向けない、と昨年の終わりにようやくわかって、今年はそういう作業をしよう、と思ったからかも知れません。
 弔うとか悼むとかそういうことを考えていたい。
 
   個人的なレベルでは、実家で20年飼っていた猫が昨年の1月6日に天寿を全うしたので、というのもあります。
 その後、実家には昨年の11月に新しく子猫がもらわれてきまして。もう両親も弟も私も骨抜きにされて、孫を可愛がるジジババのように猫かわいがりしています(笑)
 これから育ってゆく、未来があるものというのは本当にいいな。
 
   新年早々、あまり明るくないムードで申し訳ありません……
 実際には、年末のBUCK-TICKのDIQ、accessのカウントダウンとライヴ三昧で年を越し、新春上映会も開催し、初詣にも3回ぐらい行って、ものすごく浮かれた感じであっという間に過ぎたお正月だったんですが(笑)

 偽善的に聞こえてしまうだろうなとも思いつつ、でもわりと正直な気持ちです。
 本年もどうぞよろしくお願いたします。
つらつら思う | 18:23 | comments(0) | trackbacks(0) | 麻子

あれから10年、そして

 あれから10年経ったなんて。

 湾岸戦争を「テレビゲームの戦争」だと言ったジャーナリストがあったらしいですが、これはまるで映画。

 
一日中TVを見ていました。ずっと父の事務所にいて、ずっとTVを見ていました。

 
色々な事を考えました。

 
世界中に重いダメージを与えた、海の向こうの事件を嘆いてうわのそらになるのと、目の前の日常でいっぱいいっぱいで遠い国の事など気にしていられないのでは、どっちが人として自然なんだろう。とか。

(そもそもこんなことを考えてられるのは、私がバイトもしないでヒマにしてるおかげだ...)

 
どうして私には何も出来ないんだろう。とか。

 
スギちゃんは悲しんでるだろうな、TAKUROは何を思ってるかな。とか。

 
父は世界貿易センターがあっけなく倒壊したことにショックを受けていました。私は衝突した飛行機がハイジャックされた旅客機だったことが一番ショックでした。こんなときでも人それぞれなんだなあ。

 
皆が言うようにもうこれは実質的に戦争なんでしょう。
 それでも大義名分の上だけでも戦争はしないで欲しいとそんなことを思うのは綺麗事なのでしょうか。(だとしても私は強く強くそう思います)

 2001年9月11日、サイトで書いた日記です。
 オサマ・ビンラディンを殺して一区切り、にしたいのかも知れないけれど、この10年でアメリカはびっくりするほど力を失った、ように見えて、あの事件の傷の深さにあらためて愕然とする。
 物理的なダメージも勿論だけど、あんなやり方をされたら本当に心が砕けてしまう、というような象徴的な破壊だったと思います。

 日記に書いたとおり、当時の私は取り憑かれたようにあの映像を繰り返し繰り返し見続けていたんですが、一年ぐらい経って見るのがひどくつらくなりました。恐怖で動揺してしまう。
 この先の人生でこんなに怖い映像を見ることはないだろう、もう死ぬまで見たくない、こんな無力感を体験せずにすみますように、と心の底から祈っていました。

 ……それなのに、今度は自分の国であんなひどい光景を見せられるとは思ってなかった。

 昨日のことのようにも思えるし、もう一年ぐらい前のことのようにも思えるけれど、3月11日から今日で半年です。
 福島第一原発はどうなったのかよくわからないまま、少なくとも東京の私は去年の今頃とあまり変わらない日常を過ごしている、ような気がします。
 スーパーで売られている福島産のきゅうりを見て毎日どうしていいかわからなくなるけど。

 現地を視察して、「死のまち」という表現をした経済産業大臣が引責辞任したそうです。
 この表現はもちろん不穏当だし、もしかしなくても私がこれからこういうことを書くだけで福島にお住まいの方は不快な思いをされるのかもですが、……「撤回して訂正、謝罪」という対応には私はどうしても違和感があります。

 「本当のことを言ったら患者が可哀想だから」って「癌だというのは誤りで、胃潰瘍でした」って言われているみたいな。
 真に必要なのは適切な治療なのに。

 本当の本当に、福島第一原発の周辺市町村が「死のまち」ではなく、人が暮らしていても問題ない環境だというのならば話は別ですが、……もしそうじゃないのなら、まず考えるべきはそこで生活している人たちの安全なんじゃないかと。

 うつくしまふくしまの福島が、FUKUSHIMAになってしまうとしたらものすごくつらい。

 これ以上こんな惨いことが起こりませんようにと、祈らずにはいられません。
 そのためにはきっとこのつらさを忘れてはいけないのだろうなと思うので、つらいけれど、書きました。

つらつら思う | 13:36 | comments(0) | trackbacks(0) | 麻子

山を登る

 片山右京が富士山で遭難した事故が痛ましいです。右京さんのこと結構好きなので……
 二人が動かなくなった、あの状況で下山を決断した精神力が……何ていうか凄い、とにかく強い。そして山って本当に怖ろしいなと思いました。

 だけどどうして登山計画書を提出してなかったんだろう。
 自信があったのかな。自分以外の二人もフォローできる、っていう(私は右京さんについては、一時期スポーツ新聞の彼のコラムを愛読していたという範囲でしか知りませんが、彼が一緒なら危ないところでも大丈夫だろう、と思える頼もしい人柄を文章から思い描いていました。想像でしかないけれど、亡くなられた二人にもそういう気持ちはあったんじゃないかなあ……)

 自信があるということ、人を巻き込むこと、山を登ること。

 何でも自分の状況にひきつけて考えてしまうのは私の悪い癖なんですが、どうしても自分が関心を持っていることとリンクさせてしまいます。
 山を登るというような命がけの仕事は仲間の助けなしに出来ない反面、「自信」が効力を発揮する(責任を取れる)のはあくまで自分まで、なんだろうか……とか。
 
 この週末は実家でTVを見ていてそんなことを思ったわけですが、実家に戻ってきたのはチケットを取るためで、土曜日の10時ほぼジャストにぴあに電話が繋がったにも関わらずソールドアウトだったという……えええなんで?! 私が取ろうとしてたの嵐でもEXILEでもないよ、浅倉大介ですよ?!(確かにカウントダウンだけどさ……)
 年越しは大ちゃんと部活! で決定した気になってうきうきしていたのに……。まあ私はそもそも僭越なのでアレだけど、N条氏だけでも何とか入手できるといい……!(切実)
 そんなこんなで踏んだり蹴ったりです……
つらつら思う | 10:09 | comments(0) | trackbacks(0) | 麻子

善い人たち

 家の最寄り駅にたどり着いて改札を抜けた途端、「歳末のたすけあいです!」「募金をお願いします!」の合唱に迎えられて、一瞬足が竦みました。
 黄色いジャンパーを着た人たちが、通路の両側にずらーっと並んで声を張り上げて、ひとりも逃さないぞという迫力でした。
 怖ろしくなって早足で通り過ぎました。

 見知らぬ誰か、きっと苦しんでいるであろう誰かのためにとにかく何かをしたい、溢れ出る優しさのやり場がないので募金せずにはいられない、という善い人たちのことは否定できません。
 自分さえろくに養えない私からむしりとった100円で恵まれない子どもにワクチンを打つことができるなら、ビル・ゲイツが100万円出せばワクチン打ち放題なんじゃないのか、と思う私の性根が曲がってるんだ。
 でもビル・ゲイツは100万円どころでなく寄付しまくってるんだろうに。それでも貧困も飢餓もなくならない理由を考えたい。条件反射のように100円寄付する代わりに。

 冷たい人間だと罵られても構わない(というか仕方がない)、と思いながら募金箱の前を通り過ぎるたびに、私は今生きてここにいるだけで誰かから搾取していること、数多のものを踏みにじった上に私の生活があることを強く思います。
 私にできることは(今のところ)それだけです。

 ……ここまで去年の12月1日に書いた(出しそびれてました)。
 今年も同じ光景を見て、同じことを思ったんだけども、今年は私だけでなく皆俯いて逃げるように歩いていました。お財布を出している人をあまり見なかった。
 そんなにも不況がひどいのかと、それはそれで暗澹たる気持ちになりました。なんて世の中だ。

(自分だけは1円でも得をしたいという意識と既得権益を、みんなが手放す覚悟をしない限り、状況の好転はないように思う。今の会社で働きだしてからますますそう思う。だけどかく言う私だって、ようやく得た僅かなものを手放せるとは思えない……。どうしたらいいんだ、本当に。)
つらつら思う | 19:07 | comments(0) | trackbacks(0) | 麻子

世界人類が平和でありますように

「オバマ氏は言葉だけだ」と言う人もいるが、言葉を過小評価してはいけない。言葉は時に危険だが、時に人に希望を与え、その希望が物事を良い方向に変える。


 10月31日付朝日新聞朝刊の、ノーベル賞委員長ヤーグラン氏の一問一答より。
 オバマ大統領へのノーベル平和賞授賞は、「呪」みたいなものなんですね、きっと。
 賛否両論をおそれず、むしろ論争は必要だ、というような態度に共感しました。「アフガンは全世界の問題だ」という認識も、そのとおりだと思う。

 言葉は所詮「虚」で、実体をともなう力には敵わない、という空気を年々強く感じるけれど、そんなことはない。

 世界で唯一核兵器を使用してしまったことでアメリカが受けたダメージについてときどき思います(筋道立てて何かを考えるわけではなくて、本当にただぼんやり思うだけ)。
 どうしてあんなに意固地に「原爆投下は正しかった」と言い張り続けるのか、とひどく苛立っていた時期もあったのですが、原爆投下したことでアメリカもいやしがたい傷を負ったからだろうな、と思うようになりました。自分が傷ついていなかったらああまでヒステリックな態度にはならない気がする。
 強力な武器は、それを行使した者にも致命的なダメージを返すもの、と物語では相場が決まっています(『王の帰還(指輪物語)』で、アングマールの魔王を倒したメリーが自身も死にかけたエピソードなど)。

 戦争に巻き込まれた人たちは、加害者も含めて皆被害者なんじゃないだろうか。

 だから、アメリカのためにも核廃絶は実現したらいいんじゃないかな、とか。
 まったく何の根拠もない情緒的な物思いですが、そう思っています。
 
つらつら思う | 16:53 | comments(0) | trackbacks(0) | 麻子

死んだら官報に載るような

 調べ物をしていて見つけました。
 行旅死亡人データベース 

 行旅死亡人という言葉を初めて知ったよ。
「本籍・住所・氏名不詳」とか、細かく記載されてる着衣とか、1000円にも満たない所持金とか、ただのデータの羅列なんですが結構ショックです。
 やはり目に付くのは高齢の男性で、あらためてホームレスの苛酷さに暗い気持ちになったり、自殺した若い人が身元不明のまま無縁仏になっていることになんだか愕然としたり、しました。

 納棺士に死に顔を整えてもらって、親しい家族や友人に見送られて旅立つ人たちより、そうでない人たちのほうが圧倒的に多いんだよねきっと、と23日からずっとそういうことを考えている。
つらつら思う | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | 麻子

トゥールビヨンについての覚え書き

 朝日新聞の「モンスター どう対処」っていう主にモンスターペアレントやクレーマーについての特集記事で、問題行動を起こす保護者に「モンスター」というレッテルを貼るのに否定的な姿勢の大阪大大学院教授が「もともと無理を通すつもりはなく、ただ『聞いて欲しかった』のかも知れない。親も、寂しく不安で、会話に飢えているのだ」と書いていました。
 ……寂しく不安で飢えているからこそ「モンスター」なんだと思う。理不尽で滅茶苦茶な要求をしてでも話を聞いてもらいたい、誰かと話したい、というほど切迫してコミュニケーションに飢えている人の相手は、ほとんどの人には無理じゃないでしょうか。話が通じない以前の状態だし、仏心を出して相手をしようものなら相手をした人が精神的に壊れるまですがりついて離さないし。
 少なくとも私はだめだ。愛情飢餓・コミュニケーション飢餓の寂しい哀しい人、はどうしようもなく怖い。もの凄く気の毒だとも思うけど、私にはどうしてもモンスターに見えます……「千と千尋の神隠し」のカオナシみたいな。
 愛は君を救うかも知れないけど愛情飢餓は世界を滅ぼすな、とこれは年末「ウォーリー」を見ながら思ったこと。

 ……殺伐としてきたので本題です。(限りなく私のためのメモな・私だけが楽しい)きれいなものの話を。

 トゥールビヨンというのはロレックスやフランク・ミュラーのような高級時計の商品名だと思っていたんですが(タバコにおけるメンソールのときと同じ勘違いを……)、機構のことなんですね。
 その周辺のことを手探りで必死に検索かけていたら、パテック・フィリップ社の「スカイムーン トゥールビヨン」という時計にゆきついて、何これ名前最高! これがいい……! と結構ひとりで盛り上がったんですが、なんとサザビーズで1億5000万円で落札された時計らしくて愕然。
 いちおくごせんまん……無理だ……。(物語の)小道具として使うことすら無理だぜ……(吐血)
(あ、でもRef.5102 セレスティアルは2000万円台っぽいな。これならギリギリいけるか?!)
 ともあれ、すっごくきれいな時計でした。私は時計にはあんまり興味なかったんですが、いいなーあれだったら欲しいなー(書いててむなしいけど)。

理想的な機械式時計は、どの向きで置いても狂い方は同じである。しかし実際には部品の精度(主に重さのバランス)に限界があり、重力の影響を受ける。すると、置き方によって狂い方に違いが出てくる(具体的には12時を上にしたときと6時を上にしたときで狂い方が異なる等)。このような、時計の置き方による精度の狂いを「姿勢差」と呼ぶ。
トゥールビヨンは、4番車の上にガンギ車とアンクル、テンプ一式を取り付け、脱進器全体が回転(通常1分間に1回転)することにより、垂直方向の姿勢差を分散(平均化)させてこの問題を解決するものである。
(ウィキペディア)


 精確さを極限まで追求するために、重力の影響を平均化する構造=トゥールビヨン(ちょう大ざっぱな理解)。
 何だか非常にいいですね! 正直ほとんど何もわかっていませんが、「理想的な機械式時計」「狂い方」「重力の影響」などという字面を眺めているだけで微笑してしまいます。
「天文時計」もいい響きです。ときめく……!

「超複雑時計の機能」天文時計
 これも眺めているだけで(内容を理解せずとも)うっとりできる文章。

 トゥールビヨン機構を搭載した時計そのものをトゥールビヨンと呼んでいいのかどうか、というのも自分にとっては重要だったのですが、それはOKぽかったのでこの件はここまで。
 いちばん知りたかったことは結局わからなかったけれど、収穫がいっぱいでした。

 こういうことを考えてるとほんとに幸せです。
 部屋にひとりでいて、話す相手がいなくても。
つらつら思う | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) | 麻子

第138回芥川賞・直木賞(ノミネート)、他

 顔に激しくじんましんが出てひどい有様です。今年は常に身だしなみをきちんとするぞ! という決意もむなしく仕事始めからスッピン出勤と相成りました。まあ……LUNA SEA復活ライヴの日とかじゃなくてよかったよ。
 もうほんと、赤面疱瘡か?(というくらい赤くてボコボコしている)。女子はかからないはずなのになあ。

 去年は発表を見落としがちだったので今年は気をつけていました、芥川賞・直木賞候補作。
 今回は中国の人がノミネートされていて、やっぱりそういう話題があると少しは盛り上がるのかな、芥川賞も。山崎ナオコーラが、エッセイなどを読むかぎりあまりいい印象がなく未読なのですが、今回のノミネート作は男女が出会って恋に落ちない話、らしいのでちょっと気になります。
 直木賞は『私の男』を応援したい!(もう予想するのはやめました)桜庭一樹は少し前から結構気になっているので。佐々木譲の『警官の血』かなあという気もしますが。馳星周にあげたい気もするし、誰がとってもおかしくない感じですね。

 新風舎が民事再生手続き、というニュースにもビックリです。とうとう自費出版系の最大手が……
 まあ、あのテの会社のキャッチコピー「必ず書店に並びます」は、「必ず新刊台に平積みしてPOPもつけます」という情景をたぶんに想像させますが、実際にはかろうじて1冊棚に差してあるというレベルで、無名の著者の本がそんなで売れるはずがないという話(しかも大手書店であるほど本の中に埋もれます)なので……書きたい人の夢を食い物にする商売だよなあ、と個人的にはよく思ってませんでした。
 ああいうところに持ち込むくらいだったら、オフセット印刷で本つくって同人誌即売会で売ったほうがいい気がする。

 高校サッカー、地元東京・しかも都立の星ということで三鷹を応援していたのですが、藤枝東は強かった……(泣)
 流経大柏も準決勝で大量得点してすごかったけど、ここはひとつ藤枝東に頑張って欲しいなあ。決勝が今から楽しみです。
つらつら思う | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | 麻子

踊る阿呆に売る阿呆

 直前になってTVで大々的に取り上げられ、お問い合わせも予約も入りまくり、発売日の昼を待たず完売した『ミシュラン 東京版』……私の職場のような弱小店舗ならともかく、チェーン書店の本店クラスでも即日完売しそうないきおいで売れ狂っているらしいと聞いて、半ば八つ当たり的に不思議になってきました。

 そもそもなぜそんなに欲しいんだ? なんで?
「アジア初」「本家フランスに次ぐ三ツ星の数」とかいう触れ込みや、カウントダウンイベントや、どこの本屋でも速攻売り切れてしかも重版未定(勘弁してください本当に)というレアっぽさに踊らされているだけじゃなくて? 
 踊らされてキョーミ本位で買うには2310円(税込)は高くないか。

 しかも掲載されてるレストランに、みんなそんなほいほい行けるの……?(最大の疑問)

 ミッドタウンとかペニンシュラとか丸ごとアルマーニなビルとか、今回のミシュランとか、マスコミのはしゃぎぶりだけがバブル再来で、いまの日本なんか一部のセレブ様が金持ってるだけなんだろうに、何なの? という違和感を消せません。日本にあるのはもはや格差じゃなくて貧困、ってどこかで読んだけど、その通りだと思うなー。
 今は実家にいるから普通に生活している私だって、ミシュランアルマーニペニンシュラよりはネットカフェ難民のほうが100倍他人事じゃないので、あんまりはしゃがれると頭に来る。

 ……それともあれか、カップルが頭をよせあって「いつかこんなお店でクリスマスディナーしたいねっ☆☆☆」とか言いつつ夢を膨らませる材料とか、そういう感じなのか……
 30も近いので夢見る少女じゃいられませんすみません(ついでに相手もいません)、というのは私の寒々しいやっかみですけど、その夢の代金にしたって2310円(税込)は高いと思うの!

 これだけ話題になっている以上、見てみたいっつーのはわかるんですよ。でもそこで買っちゃえるのは不思議だ。どのお店にいくつ星が付いてるのかはもう流出してるだろうし、立ち読みでいいじゃん。
 あっ、見ようにももう本屋の店頭にはないのか!
つらつら思う | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | 麻子

つよくなるために

 無作為に手に取った本のページを無作為に開いて書かれている言葉を読む、という辻占のような占いがあったように思うのですが、今日仕事中に棚を整理していて手に取った本のスリップをきちんと入れ直そうとして開いたページを見て、思わず動きが止まってしまいました。

 失われた?
 そう 失われた……
 深くなるために

 かえらない?
 そう かえらない
 もう二度とかえらない……

 つよくなるために


 谷川俊太郎十八歳の「小さな挽歌」より。
 
 つよくなりたいです。
「つよくなるために」「もう二度とかえらない」でいたいけれど、どうすることが前に進むことになるんだろう。
 BUCK-TICKや、いちど「失われ」て一夜限りとはいえかえってくるLUNA SEAに夢中になることは、以前いた場所に逃げもどることでは、ないよね、とか、そんなことばかり考えます。
 いや、この場合はすでに可能性のない望みを、手放すことさえできずにとらわれているほうが後ろ向きなんだと。そう思いたい。

 前に進んだわけでもないけれど、戻ることももうできなくて、どうしていいかわからないまま中途半端な場所にぼうっと立っています。

 つらい。
 つよくなりたい。
 せめて「つらい」と口に出さずにいられるくらい。

 ……私もうすぐ18どころか28歳になるんだし(!)
つらつら思う | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | 麻子