センチメモリー/センチメモ

いつの間に私たちはこんなに遠くへ
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ポタラ宮と天空の至宝

 聖地チベット展に行ってきました。
 一時期チベット密教に凝って『チベットの死者の書』を愛読したりしていたので、久々に面白かったです。

 入ってすぐにいた弥勒菩薩立像がいきなりすごく色っぽかった!
 5体並べて展示されていた、ナイラートミヤー・ヴィルーパ・ダマルパ・アヴァドゥーティパ・タクパギャルツェンの坐像群も、躍動感があって印象的でした。金にトルコ石が鮮やかで綺麗だった。特に女性の姿で「空」を表すというナイラートミヤーは迫力がありました。
 あと十一面千手千眼観音菩薩立像の手のあまりのもの凄さに圧倒されました。地獄の亡者までも救いたいという慈悲のあらわれだそうです。すごい……
 チベット密教と言えば男女一対抱き合った形で表される神々ですが、平面でなく立体で見るとまた違う迫力があるな、とヤマーンタカ父母仏立像を見て思いました。

 曼荼羅もたくさん来ていました。とくにインドの全ての神が描かれているというカーラチャクラマンダラ・タンカが良かった! 蓮マンダラもきれいでした。立体マンダラで、花びらの一枚一枚に仏がいて、蓮の中には男女一対で抱き合っている神様がいる。
 20世紀のものですが、四部医典タンカ・チベット医師マンダラ図も面白かったです。四部医典タンカは樹木比喩図とか中毒関連図とか人体骨格図とか色々シリーズがあったのですが、骨格が結構正確でびっくりしました。治療法も書かれていて、「親しい人と語り合え」とか書いてあるらしいのは鬱か何かだろうか(笑)医学進んでたんだ〜、とかびっくりしてしまったけど、そういえばチベットはアーユルヴェーダの国でしたね……

 神事用の面や装束なんかに何かと髑髏のモチーフが出てくるのですが、5つの髑髏は人間の五罪をあらわしているのだそうです。貪欲・妬み・愚かさ・幼稚さ・欲情。キリスト教の7つの大罪を思い出しました。

 チベット、インドだけでなく元や明、清のものも展示されていたのですが、やっぱり中央アジアと東アジアではどこか雰囲気が違う。インドやチベットのものは全体に彩色され、トルコ石や珊瑚や貴石もふんだんに使われて派手で鮮やかなのですが、中国のものは渋く、洗練された感じがします。18〜19世紀の清代の八吉祥は魚などのモチーフも面白くてすごくよかった。

 入り口のところで、チベット密教の「守りがみ」をおみくじみたいに引ける箱があったのでやってみたら、私が引いたのは「ペルデンラ」でした。「おどろおどろしい姿をしてさまざまな障害を打ち負かしてくれる女神」だそうで、人の生皮を敷き(「教えに従わない人を食べてしまう」)、ドクロ杯を持ち、生首の首飾りをして、足元には殺した悪の血の湖があるという……勝負事に強いらしいですが、怖すぎるよ!
 
 おみくじといえば、上野公園の清水観音堂で大吉を引きました!「凡人はあまり吉過ぎて位負けすべし」というくらいよいらしい。「子無ければ二十七八より三十二三までに出来る」という妙に具体的かつリアリティーのあるお告げが気になります(笑)
舞台・展覧会・イベントなど | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | 麻子
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